名前:りょう 性別:♀ 年齢:17歳
職業:海女(基本ルルブ:トライブメンバーベース)
母国語:日本語 PL:コオロギ
STR:10 DEX:11 INT:13 アイデア:65
CON:17 APP:18 POW:13 幸 運:65
SIZ:13 SAN:65/99 EDU:11 知 識:55
H P:15 M P:13 回避:22 db:0
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[特徴] 2-1:手先が器用
任意の制作技能1つの基本成功率が50%になる。
更に機械修理および電器修理に+10%のボーナスを得る。
※製作(料理)の初期値を50%としました。
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[技能](職業技能点:220点 個人技能点:130点)
[職業技能]
目星:70%(25+45) 聞き耳:60%(25+35)
水泳:75%(25+50) 博物学:26%(10+16)
[職業選択技能]
操縦(舟):75%(1+74)
[個人技能]
回避:62%(22+40) 追跡:75%(10+65)
製作(料理):75%(特徴50+25)
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[装備]
【武器】
・なし
【防具】
・なし
【所持品】
手ぬぐい
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[プロフィール]
とある漁村で海女をしている女性。村のみんなからは「おりょう」と呼ばれている。
明るく元気な性格であり、例え男性相手でも言いたいことはきっちり言ってのける女性。
父も兄も漁師をしており、りょう自身も幼いころから仕事の手伝いをさせられてきた。
また、幼いころから泳ぐことと舟を漕ぐことについては人並み外れた才能を持っており、
村に住む海女さんの泳ぎや素潜りする様子を真似してみたり、父親や兄が操船する舟に乗り仕事を手伝う内に、泳ぎや素潜り、操船などの技術は一流と呼んでも差し支えないものとなっていった。
現在は自分が生まれ育った村で、父や兄の漁の手伝いをしたり、海女として働いている。

実は結婚したことがあり、その数はなんと三回。
一回目の結婚は13の頃。
二回目の結婚は14の頃。
三回目の結婚は16の頃。
一回目の結婚相手は、故郷の農作物の出来が非常に悪く、出稼ぎとして仕事を求めるうちに、おりょうのいる村に辿り着いた18歳の青年。
青年は貧しい農家の出身ではあったが、優しく正直者で、だれに対しても礼儀正しい好青年であった。
その青年から一目惚れされ、必死に口説かれることに。
口説かれたからという理由だけではなく、心優しい人だということを知っていたりょうは、嫁入りを承諾した。
その後は漁村を離れ、青年の故郷へと移り住むことに。そこで青年の両親と共に慎ましくも穏やかな日々を過ごしていた。
二回目の結婚相手は、この世の者とは思えない程美しい娘がいる、そんな噂を聞きつけてやってきた小間物屋(雑貨屋)の30歳の店主だった。
若いころから自分の店を持つために必死になって働き続けた結果、店を持つ頃には気づけば20代後半になっており、
更にそれから数年経ち、ようやく店が安定してきたところで、そろそろ嫁でも娶ろうかと考えていた時、
おりょうの噂を聞きつけてやってきたのだという。
最初は求婚を断っていたおりょうであったが、あなたが嫁入りを承諾してくれるまでこの村を離れる気はない。
そう言われ、毎日のように情熱的にアプローチを続けられた結果、おりょうの方が根負けし、結婚を承諾。
その後は漁村を離れ、店主に優しく大事されつつも、数名の店員と共に小間物屋で働きながら、忙しい日々を過ごしていた。
三回目の結婚相手は、全国各地を放浪している27歳の元軍人。
わけあって退役し、現在はその日暮らしの銭を稼ぎながら、静かに日本各地を旅しているのだという。
何があったのかは知らないが、いつもどこか遠くを見ているような目をしていて、少し目を離したうちに消えてしまうのではないか。
そんな不安に駆られたおりょうは、彼がふらっとどこかに消えてしまわぬように世話を焼き、
そうやって彼と関わってるうちに、彼の方から婚約を持ちかけられ、結婚。
その後は彼の故郷である長州へと渡り、けっして裕福ではないが幸せな日々を過ごしてきた。
――――――三人とも、死んだ。
一人目の夫は、大型の台風が直撃した際に、畑の様子を見に行くと言った夫が心配で一緒に畑までついて行った結果。
突如襲ってきた鉄砲水に二人して呑み込まれ、おりょうだけが奇跡的に生き残り、夫は還らぬ人となった。
二人目の夫は、晩酌をしていた際に突然胸の痛みを訴えはじめる。
おりょうが慌てて町医者を呼びに行ったが、おりょうが町医者を呼びに行ってる間に、夫が苦しみからのたうち回った結果、煙管の火がこぼれたお酒に引火。
店の大半と店の両隣の家まで燃やしてしまうことに。
火災が収まった後、火災現場の中心から夫と思われる亡骸が見つかった。
三人目の夫は、結婚から二ヶ月後、おりょうの目を盗み料理に劇薬を混ぜ、おりょうと無理心中を図ろうとし死亡。
たまたま近所の人が家を訪ねてきた際に、家の中で倒れている二人を発見。
その人が町医者を呼びにいってくれた事と、町医者の必死の治療もあって一命を取り留める事に。
町医者が家に到達した時はおりょうと夫、両方とも息があったのだが、おりょうのみが生き残る事に。
また、夫の遺書が残されており、西南戦争で人を殺したことや散っていた仲間が、毎晩毎晩枕もとに立って自分を責め立てること。
以前恋人がいたが、その女性が実は別の男性と不貞を働いていたこと。
この美しい妻も、自分なんかよりも素敵な男性が現れたら不貞を働くのではないか。
自分の友人、八百屋や魚やなどの男の店員、妻が男性とただ話をしている姿を見るだけでも、自分の中のそうした不安がだんだんと膨れあがり。
妻が誰かのものになるくらいなら、そう思い無理心中を図った事……などが遺書には書かれていた。
一人目の夫の親族からは、大事な一人息子が死んだ事に対する悲しみや怒りや恨みから、
お前が死ねばよかったのにと激しく責められ、最後には塩をまかれながら無理やり青年の実家から追い出され。
二人目の夫は親族こそいなかったものの、店の店員からお前のせいで稼ぎがなくなった、
お前が注意していれば少なくとも店主の命とも呼べる店が火事で消える事もなかったと責められた。
また、焼け残った店の中には、運よく高額な商品がそれなりに残っていたが、
店の火災の際に被害にあった両隣の家の住民への賠償金となった。
三人目の夫からの親族や友人からも責められた。
しかし、責められたことよりも、彼がどこかに消えてしまわぬように彼を必死に支えてきたつもりが、
自分自身が彼を苦しめていたことに激しくショックを受けた。
おりょうの事を知っている人間たちは、
元夫、それに元夫と関りのあった人間たちまで不幸にすることから、彼女の事を疫病神、絡新婦、花蟷螂、などと陰口を叩く者も多い。
あるいは、男性から精気を奪っているからあんなに美しいのだとか。
おりょうは海の神の遣いで、命を奪われた男性の魂は海の神様の餌にされているだとか。
おりょうみたいな美しい娘を海から離れた土地に連れて行ったものだから、海の神様がお怒りになられたのだとか。
そうした様々な噂が立つことになった。
村に戻ってからは、夫たちが死んだのは本当に自分のせいではないのかと、自分で自分を責め続けたり。
毎晩毎晩眠る度に、夫やその周囲の人間からの怨嗟の声をぶつけられる夢を見たり。
自分みたいな周りを不幸にする人間は、早く死んだ方がいいのかなと思い、時には自殺を図ろうとした際に、親や兄に止められたり。
そうした日々を送るうちに、自慢だった黒髪もすっかり真っ白に変わっていった。
それからは、幼いころからおりょうを知る村の人間や友人、親兄弟に支えられたり慰められたりしながら、なんとか元気を取り戻すことに成功。
昔に比べ少しばかり落ち着いた性格となったが、現在は昔のように漁の手伝いや海女として働きながら、毎日を過ごしている。
料理の腕は漁村で一番だと言われているが、これは全て夫たちに美味しいご飯を食べてもらいたと思い、努力をし続けて来た結果であり。
だから、料理をする際にふと、夫たちのことが脳裏に過ぎることもしばしば。
そんな時は胸がすごく苦しくなるが、この苦しみは夫たちを死なせてしまった自分への罰なのだろうと、後悔や諦め混じりに、その苦しみを受け止めている。
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